塾長:倉本聰 逝去のお知らせ

令和8年9月末日

NPO法人C・C・C富良野自然塾

当法人塾長であり、脚本家として長年にわたり創作活動を続けてまいりました倉本は、令和8年9月18日(金)夕刻、多臓器不全のため自宅にて永眠いたしました。享年91歳でございました。

突然のご報告となりましたことを、謹んでお詫び申し上げます。これまで倉本の作品に心を寄せ、その活動を見守り、支えてくださいました皆様に、心より厚く御礼申し上げます。

倉本は、脚本家として人と自然、家族、地域社会のあり方を問い続ける一方、富良野自然塾の塾長として、地球環境の危機を自らの問題として捉え、考え、行動することの大切さを訴えてまいりました。人間の生命に欠かすことのできない空気と水を育む森の役割に目を向け、自然から受け取る恵みを当然のものとせず、未来の世代へ責任をもって引き継ぐべきであるとの思いを、平明な言葉で広く発信してまいりました。

平成17年(2005年)、閉鎖された富良野プリンスホテルゴルフコースを元の森に還すことを提案し、富良野自然塾の「自然返還事業」を立ち上げました。近隣の森から種や実生、若苗を採取して育て、かつてのゴルフ場跡地に一本一本植えていく活動は、幾世代にもわたる歳月を見据えた森づくりです。倉本は、木材を得るためではなく、空気を清浄にし、水を蓄える葉を育むために森をつくるのだと説き、自ら植樹の歩みを重ねてまいりました。

さらに、その森づくりの現場を環境教育の場として開き、五感を通して自然に触れ、地球46億年の歴史や人間の営みを見つめ直す体験型のプログラムを育てました。環境問題を知識だけで終わらせず、参加者一人ひとりが地球で起きていることを感じ、理解し、その先を自ら考えて行動することを願ったものです。関係者一同、深い悲しみの中におりますが、倉本が遺した言葉と作品、そして森を未来へつなぐ実践と精神を、今後も受け継いでまいる所存です。

なお、葬儀につきましては、ご家族の意向により、近親者のみで執り行われました。ご遺族ならびに関係者の心情にご配慮いただき、静かに見守ってくださいますよう、謹んでお願い申し上げます。

また、倉本とご縁のあった皆様にお別れをしていただく場として、故人の遺志に基づき、
「お別れの会」を11月3日(火)に富良野演劇工場で執り行う予定です。

詳細は、決定次第、当法人公式サイトにてお知らせいたします。
生前、倉本に賜りましたご厚情に対し、あらためまして心より感謝申し上げます。

以上をもちまして、当法人からの公式なご報告とさせていただきます。

誠に恐縮ではございますが、個別のお問い合わせはお控えくださいますよう、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。